株式会社ミラテクドローン(本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐々木 康之、以下、当社)は、神戸市行財政局庁舎課、デジタル戦略部と、神戸市役所1号館にてドローンを活用した外壁調査実証試験を実施いたしました。係留装置である、「ラインドローンシステム※」を使った行政庁舎への実証試験は西日本初となります。
神戸市役所1号館は1989年に竣工し、地上30階、地下3階、最高部が132mと行政庁舎としては高層建造物となります。神戸市はデジタル化を推進し、ドローン活用も非常に進んでおり、神戸市役所1号館の外壁調査の実証試験を実施することとなりました。
2022年4月に 国土交通省より 『建築基準法第12条第1項の定期報告制度の告示改正を施行』がされたことにより、赤外線装置を搭載したドローンによる外壁の点検・調査が可能となりました。併せて2021年9月に国土交通省航空局は一定の条件下において係留装置を利用することで、人口密集地域等でドローンを飛行させる場合に必要な航空局への許可・申請を不用とする航空法施行規則の一部改正もされました。これらにより、建築物外壁の調査へのドローンの活用が大きく普及すると見込まれています。
当日は「ラインドローンシステム」を使用し庁舎南側壁面の調査を行いました。ドローンが屋上と地上で繋がれたラインを伝って上昇・下降することで、都市部においても安全にドローンを飛行させることが出来ました。ドローンに搭載された高精細カメラで静止画を撮影し、後日庁舎課担当者が異常の有無を確認いたしました。従来方法のゴンドラでは確認出来なかった箇所も撮影することが出来、非常に高評価を頂きました。